結果を出す人と頑張っているのに結果が出ない人、何が違うのでしょうか。成功している人、生産性の高い人は「行動が早い」という共通点があります。また、気合や意志力だけで自分を動かしているのではない、というところです。
「すぐやる人」は仕組みで自分を動かしています。
つまり「自分が動こうとする仕組み作り」が人より優れているのです。大事なことは意志力ではなく「やるかやらないか」です。皆さんも、もし自分の弱さを嘆いているとしたら、少しの心がけでその考えを変えることが出来るかもしれません。
自分が将来ラクするためにする事?
「↓将来を見据えて考え抜く!」
ラクをして楽しい人生を送りたいと思うのは当然のことです。それ自体は自然なことであり、その気持ちを否定する必要は全くないということを理解して下さい。しかし、私たち人間は「向上心」を兼ね備えています。より良い人生を送るためには頑張らなきゃと思っていませんか?『全ての成功の鍵は行動だ』これはピカソの名言です。いつの時代も成功のカギは行動でしかありません。「より良い人生を手に入れるには、アクションを起こす」ことが重要になってきます。
「すぐやる人」は無理に自分を動かそうとはしません。どうすればラクに自分を動かすことができるのかを知っています。一方で「怠ける人」は無理に自分を動かそうとして、失敗をしてしまいます。今度こそ余裕をもって仕事を終わらせようとしたけれど、結局ギリギリで終わらせた・・・。
このような事を繰り返し行っていると「自分はやっぱりダメ人間だ」ということを、自分の中に植えつけてしまうことになります。こうして「学習性無力感」にハマってしまい、ますます行動することを億劫に感じピカソの言う「成功の鍵」を諦めてしまうのです。
もし、自分を変えたいと思うのであれば、知っておいてほしいことがあります。それは、無理に自分を動かそうとすればするほど、蟻地獄のようなワナにハマってしまうという事です。
一方「すぐやる人」は自分を動かす勝ちパターンをもっています。無理に自分を動かさなければならないという固定概念を捨て、行動してしまう習慣を身につけることに専念しましょう。
どのリスクを考える?
「↓すべてのリスク」
誰でも失敗はしたくないものです。しかし、ミスや失敗の経験が未来の自分の成功や誰かの役に立つことがあるのです。ただ、「すぐやる人」でも失敗への恐怖心がないわけではありません。リスクを感じながらも、一つひとつ目の前の課題と真摯に向き合いチャレンジします。失敗した過去を取り戻すことはできませんが、未来は変えられることができるのです。そして、経験をしたからこそ失敗をした人の気持ちを理解することができ、具体案をアドバイスすすることもできます。失敗は改善をすればいいのです。深追いしすぎると結局、行動に移すのが困難になる場合もありますよ!
自分をどうやって動かす?
「↓根性で動く」
「怠ける人」は自分の意思が弱いからだと意志力にすべての責任を負わせてしまいます。自分の弱さに打ち勝とうと必死で頑張った結果、目にとまったスマホやテレビなどの誘惑に負けてしまい、ソファでくつろぎ、ついつい怠けてしまいます。このようにして自分の弱さに自信を失い「怠ける人」はできない環境の中で頑張ろうとしていると言えます。しかし、「すぐやる人」は、意志力に頼らず、誘惑そのものを遠ざけたほうがラクだと考え、自分がいかにしたら自ずと動くようになるのかという環境作りに励みます。または、やるしかない環境に自分を置くことをします。
「時間を無駄にしがちな人」がやっているNG習慣7選
- 朝起きてしばらくボーッとするのはNG
- 前日に「すぐ行動するためのトリガー」を用意しておかないのはNG
- 通勤中、スマホゲームなどに夢中になるのはNG
- デスク周辺を散らかったまま放置するのはNG
- ランチタイムを「義務的に」仲間と過ごすのはNG
- 夜の時間をネットやSNSに費やすのはNG
- 週末に思いきり寝だめをするのはNG
「あ、これって自分かも」と思うような項目が見つかった人はラッキーです。早速、明日からでも直すことができるのですから。また、「自分は大丈夫」と思っている人も、過信は禁物です。自分の行いを再度冷静に確認してみてください。そしてNG習慣を手放し、時間を有意義に使える人間へと成長していきましょう!
道のりが長いなぁ・・と感じたら?
「↓全力疾走!」
「すぐやる人」は心理的負担が少ない簡単な作業からはじめます。スポーツでもいきなり試合はせずにウォーミングアップからしますよね?最初の5~10分間に物事がうまく進むと、気分もあがりリズム感が生まれ、全体的にスムーズに進んでいきます。一方で「怠ける人」は難しいものやエネルギーのいるもの、順番を考えずに取り掛かろうとします。
少し順番を変えるだけでも心理的な負担は大いに変わってくるものです。もしあなたがその順番を
考えることを怠っているとすれば、とてももったいない事をしているのです。
アクションを起こす際は?
「↑選択肢を複数用意する」
「↓自分を信じる道はただ一つ!!」
何かに取り組む時、自分だけの意思で物事を進めようとすると前に進まないことがあります。そのため、「あえて周囲を巻き込む」ことで「行動力を高める」のです。「すぐやる人」は、誰かにお願いをするとき、相手を困らせることを避けるため漠然としたお願いはしません。例えばアポをとる際、複数の選択肢で相手に問いかけます。「〇月〇日と△日、×日のどこかでお時間をいただけませんでしょうか」といった具合です。そうすると相手は選択肢がある程度絞られているため、検討しやすくなりアクションを起こしやすくなります。
つまり、選択肢を絞って提案することでアポ取りに成功する確率を高くしているのです。「怠ける人」はアポをとる際、「いつが空いていますか」と漠然とした問いかけをし、相手が選択することを自ずと難しくしているのです。だからと言って選択肢を絞りすぎてしまうと、相手は自由を奪われたと思い抵抗感を持ってしまうかもしれません。適度な選択肢に絞ってからアクションを喚起し、相手を巻き込むことができればあなたもアクションを起こすことになるはずです。こうして巻き込むことにより行動力を高めていくことができるようになるのです。
モチベーションが上がらないなぁ・・と感じたら?
「↑儀式でやる気スイッチON!」
「↓根性でやる気スイッチON!」
ある行動をしたら自分にとって良いことが生じた。以降、その一連の行動に対して良いイメージを持ち積極的になる。逆に、ある行動をしたら良くないことが生じそれ以降その行動に対して消極的になってしまう。
高いパフォーマンスを発揮するには、ポジティブな儀式を取り入れると効果的です。そのポジティブな儀式によって「自分はできるのだ」と前向きなイメージが沸いてくるので、積極的になれるのです。
朝についての考えは?
「↑朝は大事!早起きをする」
「↓朝はギリギリまで体力温存」
夜は脳も体も疲れているので、新しいことにチャレンジするためのエネルギーが残っていません。そのため「すぐやる人」や成功しているひとたちは早起きを習慣化しているのです。皆さんご存じの世界トップリーダーたちは早起きであるという共通点があります。脳は朝起きてから2~3時間後を経過してからが一番活発に活動するということが分かっています。
だから、クリエイティブな仕事や、最重要事項にあたるようなタスクをこなすとスムーズに物事が進みます。誰にも邪魔されない時間を確保するのもメリットのひとつです。朝の一時間の使い方は一日の使い方を決めると言っても過言ではないでしょう。
また、軽い運動やストレッチをするだけで、さらに脳が活性化することもわかっています。脳がスッキリとした状態でいると、どんどん前向きな行動を起こすようになるのです。
ご飯は満腹度、何%まで食べる?
「↑腹八分目までにしておく」
「↓満腹になるまで食べる」
満腹になるとセロトニンという脳内物質が分泌されます。セロトニンは睡眠導入の効果がある、メラトニンの分泌を促し眠気を強める動きをします。満腹になるまで食べてしまうと眠気が増し、行動力が鈍くなってしまうのはそのせいなのです。「すぐやる人」は食事を楽しみますが、腹八分目で食事を終えます。
そして量よりも質にこだわった食事をすることで、心を満たしながら食欲を満足させているのです。
食べ過ぎると記憶力が低下するため、学習能力が低下してしまうことがわかっています。あるテストの結果、肥満の人は標準体重以下の人にくらべ、平均で15%も成績が悪かったそうです。自分の行動をしっかりと把握することができなくなるリスクが高まり、これがさらなる先延ばし思考を引き起こしてしまっているのです。
オン・オフは?
「↑積極的にオフライン」
「↓いつでもオンライン!」
今は便利な時代で、調べたいことはスマホやパソコンですぐに検索できますし、いつでも友人知人と連絡をとることができます。仕事や勉強など何かに集中しようと思っている時でさえも、メールやSNSが気になって、ついつい触ってしまうこともしばしば・・
それによって、気づけば思ったよりも長い時間がそれに奪われてしまっていることがあるはずです。「怠ける人」は、どうしてもツールに振り回されてしまいます。一方で「すぐやる人」は、ルールを作ってオンラインとオフラインのメリハリをつけています。
ちょっと嫌なお願いをされた時・・
「↑やらない基準が明確」
「↓いやでも引き受ける」
「やることリスト」を作成している人は多いと思います。しかし、やることに追われている毎日だと本当にやる必要のないものまでつい取り組んでしまい、時間が足りないということになりかねません。「すぐやる人」はやることを決めるだけではく、やらないことも決めるのです。
やらない事を明確にすることで迷うリスクを避け、無駄な時間をつくることを防ぎます。一方で「怠ける人」は「NO」ということに大きな抵抗感を感じてしまいます。内心では「いやだなぁ」と思っていても、しぶしぶ依頼を引き受けたりしているとまた同じような依頼をされたり、場合によってはエスカレートした依頼をされてしまうこともあります。
やらなくてもいい事にエネルギーを消耗し、本来やるべき事をこなすためのエネルギーを奪われてしまっているのです。「いやだなぁ」と思う依頼でも断ることへの抵抗を感じてしまうと、決断を先延ばしにしてしまいそして結局は断る、というプロセスは相手に期待を持たせたまま、待たせてしまうだけなのです。「すぐやる人」は断るスピードも早いのです。
それは、相手をリスペクトしているからこその行動なのです。
新たに技術や知識を習得する方法は?
「↑真似をどんどんする」
「↓オリジナルにこだわる」
あなたはお手本と呼べる師匠のような存在はいるのでしょうか。そしてそのお手本からどのぐらい真似をし、どのぐらい学んでいるのでしょうか。「すぐやる人」は真似をすることをいとわず、素直に真似をしながら技術や知識を習得していきます。お手本を真似ることが成長の第一歩なのです。お手本をみつけたら、考え方や行動をじっくり観察します。
そして、自分の中に取り込みたいものを徹底的に真似をしていきます。「怠ける人」は、真似をすることに抵抗を感じます。真似をしてはいけないと考えてしまうからです。そして結局のところ、考えすぎてしまいせっかくのいいお手本が目の前にあっても、何もやらないまま終わってしまうのです。
真似をするという基礎を飛ばしてしまうと、0からすべてを自分で考えなければいけないので、やることがどんどん増え続けていってしまうのです。真似をするからといってオリジナリティを出してはいけないということではありません。
まずは真似をしてみて、うまくいったら少し自分のアレンジを加えてみる。これを繰り返し行っていけば、できる幅が広がっていくかもしれません。個性はひとまず封印して、素直な心で真似をしてみてはいかがでしょうか。
ちょっと時代の流れに遅れたと思ったら?
「↑自分をいつでもアップデート!」
「↓自分を信じて突き進む!」
今、私たちは変化の激しい時代を生きています。今までと同じ方法や考え方はすぐに通用しなくなるということです。自分の武器だと思っていたことが、だんだん通用しなくなる日が次々と訪れます。これまでの常識にとらわれていては時代に置いていかれてしまうのです。「すぐやる人」は常に自分をアップデートすることを心掛けています。
自分の中の常識を捨て、新しいことを取り入れていくのです。一方で「怠ける人」は、現状の自分に満足してしまい固執しています。そして変化していく社会を嘆きます。「すぐやる人」は常にアップデートするために、一次情報を取り入れることが得意です。
フットワークを軽くして、まず自分自身が体験していくのです。そして人に会って人はどのように感じ、考えているのか、どのようなことに喜び・不満を感じるのかを知っていきます。すると、自分にとっての当たり前はあくまでも自分の中のものでしかなく、皆それぞれが違った当たり前を持っていることに気づき新しいアイデアを考えつきます。
だから、「すぐやる人」は絶えず学び自分をアップデートすることで周りに貢献し、それによって生きる喜びを感じているのです。
人や状況に追われて過ごしてしまう時間ではなく、自分の意思で動いている時間を増やしていくことこそが、人生を充実させていくためには必要不可欠であると言えます。
また明日があるということを思い、タスクを先延ばしにしたこと、皆さん一度は経験があるのではないでしょうか。そしてその時「今度」や「そのうち」といった言葉を発するようになる―。結果、何もやらないで自分に自信をなくし、失望していくのです。「今自分にできることに集中する」これ以外に方法はありません。今日より輝く明日を手にいれるために、今この瞬間にできることは何でしょうか。
その小さな一歩が、やがて大きな変化をあなたの人生にもたらしてくれることでしょう。できそうなものからチャレンジしてみることによって、行動することが楽しくなり毎日がもっと充実したものになるに違いありません。あなたのこれからが今以上に充実したものになり、毎日をいきいきと楽しく過ごす事ができることを心から願っております。